• 動画投稿サイトの隆盛で、アニメ1作品に対するありがたみが少なくなった。
  • 日本全国、誰もが観られるようになった。つまりは、アホでも観られるようになったので、アホな感想や批評も増えた。ノイズが増えたせいで、もう収集がつかない状態に。そう考えると、アニメ雑誌と幼年テレビ雑誌だけを情報源にしていた時代の方が、かえって良かったのかも。


価値観の多様化というが、
それが必ずしも「批評」や「鑑賞」に収穫をもたらすとは言い難いと思う。


もしくは、アニメーションという表現方法自体が、
そんなに多くの人の目に耐えられる表現方法ではないことが露呈しただけかも。
まだまだ未発達、未成熟な表現方法なのかも。アニイノベーターが必要だ。


そもそも、現在ゴールデンタイムや深夜に放映されているそのほとんどが「テレビまんが」であって、
アニメーションではないのでは? アニメーションの域に達していないのでは?
昨日、コナン劇場版の再放送をみていて、つくづくそう思った。


東映アニメーションシンエイ動画エイケンは、いうまでもなく「テレビまんが制作会社」。
ディーン、JCも、そう。
さらに言えば、サンライズボンズガイナックスGONZOもIGも京都アニメーションも、テレビまんが制作会社。
京都テレビまんが。ordet(業務内容:テレビまんが制作)


とらドラ!その他、
主要な深夜アニメの批評をやっているネット上の論者は、
自分たちがアニメ批評ではなくテレビまんが批評を行っていることを自覚したほうがいいと思う。


表現として貧弱、未熟すぎる日本の深夜アニメは、
専門知識によって解説、解釈、分析する以前の問題を抱えている。